結婚式の人気演出であるプロフィールムービーの「写真選び」は、プロフィールムービーを手作りする場合もプロの業者に依頼する場合も、必ず自分でやらなければいけない作業。そしてプロフィールムービーの完成度を決める重要な工程でもあります。
そこで今回はプロフィールムービーなどのウェディングムービーを、年間1,000本以上制作している結婚式ムービーエターナル制作部代表の山西が、プロフィールムービーの完成度を上げる「写真選び」のルールやコツを解説します。
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\ 利用しないなんて、もったいない /
プロフィールムービーの写真枚数は何枚?
プロフィールムービーの基本の写真枚数
結婚式のプロフィールムービーの基本の写真枚数は、自作のムービーの場合は35枚、業者のムービーの場合は45枚となります。自作のムービーは業者のムービーと比べて凝った演出ができないので、長くなるとゲストに飽きられやすい傾向にあり、業者のムービーよりも基本の写真枚数は少なくなっています。自作の場合も業者に依頼する場合も、基本の枚数よりも写真が多くなるとゲストが飽きやすくなり、逆に写真が少なくなると自分たちのことを十分に紹介しきれないことを覚えておきましょう。
プロフィールムービーの写真の構成
プロフィールムービーは「オープニング」→「新郎生い立ち」→「新婦生い立ち」→「ふたりのストーリー」→「エンディング」の5つのパートで基本的に構成されています。各パートごとの写真の基本構成(枚数)を紹介しますので、基本構成を参考にパートごとの写真枚数を考えてみてください。
▽自作のムービー(35枚)の場合の構成例
オープニング:1枚
新郎生い立ち:12枚
新婦生い立ち:12枚
ふたりのストーリー:9枚
エンディング:1枚
▽業者のムービー(45枚)の場合の構成例
オープニング:4枚
新郎生い立ち:15枚
新婦生い立ち:15枚
ふたりのストーリー:10枚
エンディング:1枚
プロフィールムービーの写真の秒数(表示時間)は8秒
オープニングやエンディングなどのパートなどのコメントのない箇所は、構成も自由で演出により写真の入れ替わりの速さなどが異なるため、写真の表示時間に決まりはありません。新郎生い立ちや新婦生い立ち、ふたりのストーリーなどのパートで、コメントと一緒に表示される写真は、1枚あたり8秒の表示時間が最適な長さです。まず20文字(推奨最大文字数)のコメントを人が1秒間で読める文字数(4文字)で割ると、コメントだけで5秒間必要ということがわかります。次に同じ写真(画像)を3秒以上見ると写真をしっかり認識でき記憶に残りやすいといわれているため、「コメントを確認するのに必要な5秒」と「写真を認識できる3秒」を足した8秒を推奨しています。
プロフィールムービーの写真枚数を多め(たくさん)にしたい場合
「使いたい写真がたくさんある!」という新郎新婦さまは、ゲストに飽きられないために通常よりも演出の量を増やす必要があります。業者のムービーの場合は写真枚数に合う演出の量を設定していますが、素人の方がムービーを自作する場合は難易度が高すぎます。写真枚数を35枚よりも多めにする場合は、私たちのようなプロの業者に依頼することをおすすめします。
結婚式ムービーエターナルには演出に凝った写真枚数73枚のプロフィールムービーもございます。さらに現在キャンペーン適用価格の19,800円(税別)でお得にプロフィールムービーの制作が可能です!一生に一度の結婚式ですので「最高の結婚式にしたい!」とお考えの新郎新婦さまは、ぜひ私たちエターナルに素敵な結婚式を作るお手伝いさせてください!
プロフィールムービーの写真がない(少ない)場合
プロフィールムービーに使える写真がない、もしくは少ないというケースに使えるアイデアをご紹介します。まず「幼稚園児の写真がない!」「中学時代の写真がない!」といった、特定の時期の写真がない場合は気にする必要はありません。全部の時期の写真がある新郎新婦さまの方が珍しく、見ているゲストもそこまで違和感は感じませんので安心してください。子どもの頃を写真が全く持っていない方やあっても極端に少ないという方は以下のアイデアを参考にしてください。
▽大人の写真を多めに使う
子どもの頃の写真が少ない場合は大人になってからの写真を多めに使うのが基本です。大人になってからの写真は画質の綺麗な写真も多く見栄えも良くなる傾向にあります。大人になってからの写真を多めに使う場合は、友人との写真や休日の過ごし方、趣味の写真や仕事の写真などを使って、「自分がどういう人なのか」をゲストにわかってもらえる写真選びを意識しましょう。
▽メッセージの伝わる写真を使う
大人になってからの写真も少ない場合は、メッセージを伝えるために写真を使う方法もあります。例えば最近撮った自分の写真と「本日はご出席していただきありがとうございます!」とコメントしたり、特定のゲストの写真と「〇〇!いつも支えてくれてありがとう!」とコメントするなど、ゲスト全体や特定のゲストに向けたメッセージが伝わる写真選びをしてみてください。
プロフィールムービー写真選びの注意点
プロフィールムービーの写真は時系列順に選ぼう
まずプロフィールムービーの写真は時系列順で並んでいることが一番重要です。また、特定の時期ごとにバランス良く写真を選んでいくと成長がより伝わるムービーに仕上がります。新郎新婦それぞれの生い立ちパートの写真枚数が12枚ずつだった場合の、バランスの良い振り分け例を紹介しますので参考にしてみてください。
▽写真振り分け例
乳児期(1歳未満):1枚
幼少期(小学校入学まで):1〜2枚
小学生:1〜2枚
中学生:1〜2枚
高校生:1〜2枚
大学生(専門学生):0〜2枚
社会人:1〜2枚
コラージュ写真の使用は基本NG
複数枚の写真を1枚の写真にするような、コラージュ写真を使用するのはおすすめできません。写真をたくさん入れたいお気持ちは痛いほどわかりますが、一度に表示する写真が増えると認識に必要な時間が増え、さらに1枚1枚の写真が小さくなるため被写体も探しづらくなってしまいます。弊社で2021年に行った調査(2枚を1枚にしたコラージュ写真を10枚以上使用したムービーの感想調査)では、約93%以上の方が「写真が見づらかった」と回答されています。どうしてもコラージュ写真使いたい場合は、2枚を1枚にするコラージュに限定し、多くても5箇所以内にとどめるようにしましょう。
サイズの大きい高画質の写真を選ぼう
小さいサイズ(低画質)の写真を選んでしまうとぼやけて写真が表示され「顔がよく見えなくて残念」「何をしている写真かわからない」と見ている方が思ってしまいます。プロフィールムービーなどのウェディングムービーはフルHD(横1920ピクセル×縦1080ピクセル)で作成しますので、横1920ピクセル×縦1080ピクセル以上の写真であれば一番綺麗な状態で表示できます。最低横1300ピクセル×縦750ピクセル以上あれば綺麗に表示できるので問題はありません。例えば2007年に発売した初代iPhoneでも横1600ピクセル×縦1200ピクセル、2010年に発売されたiPhone4では横2048ピクセル×縦1536ピクセルあります。ピクセルで紹介しても分かりづらいと思うので、ガラケーで撮影した写真はNG!スマホで撮影した写真はOK!と覚えておきましょう。※現像(現物)写真はスキャン設定でサイズが異なるため、後ほど説明します。
写真の比率(縦長・横長)は横長がおすすめ
ムービーは横長(16:9)の比率で作成しますので、基本的に横長の写真の方が大きく表示できます(縦長の場合は写真の左右に余白ができます)。ムービーを業者に依頼する場合、写真の比率は選ぶ商品(ムービー)のデザインによって異なります。例えばエターナルでは、ご依頼いただいた商品ごとに写真の最大表示比率と比率調整ツールをご案内しております。ムービーを自作する場合は、なるべく横長の写真を使いましょう。自作ムービーは基本的に写真+コメントだけのシンプルなデザインになるかと思いますので、横長の写真を使用してなるべく余白を作らずに写真を大きく表示させるのが正解です。
写真の取り込み(データ化)方法【スキャン・カメラ・アプリ】
ご自宅のスキャナーでデータ化する
ご自宅のスキャナーで現物(現像)写真をスキャンする場合は、解像度を600dpi(※)に設定してください。
※dpiとは、スキャナーで使われる解像度の単位。値が高いほど精細な取り込みが可能となります。
一般的な大きさのL判(127mm×89mm)の写真を600dpiでスキャンすると横3000ピクセル×横2100ピクセルとなります。最近のスキャナーは更に高い解像度設定も可能ですが、ムービー制作はフルHD(横1920ピクセル×縦1080ピクセル)で行いますので、600dpi以上に解像度を高める必要はありません。写真のサイズ(解像度)を必要以上に高くするとデータが重くなり、スマホやパソコンに不具合を招くため注意しましょう。
スマホのカメラで撮影する
お手軽な方法としてスマホのカメラで現物写真を撮影する方法もあります。ですが写真をテーブルなどに置いていざ撮影しようとすると写真が歪んでしまったり影や光の反射などが入ってしまいます。そんな時はあまり知られていないテクニックとして、写真の裏側にテープなどを貼り付け、壁に貼って撮影をすると、真っ直ぐに撮れて影や光の反射も入りずらくなります。
アプリ「フォトスキャン」で撮影する※おすすめ
一番おすすめなのが「フォトスキャン」を使って写真を撮影する方法です。「フォトスキャン」はGoogle提供の写真スキャンアプリで、指示に従って順番に撮影するだけで、写真の端を検知して自動的にトリミング、光の反射が自動で除去、写真の傾きや歪みも自動的に調整してくれるので、ご自宅でも現物写真を綺麗にデータ化ができます。iPhone・Androidどちらにも対応していて、最後まで完全無料で使用できますので、スマホをお持ちの方はこの「フォトスキャン」を使って現物写真をデータ化しましょう。
「フォトスキャン」
オープニング(冒頭)パートにおすすめな写真
プロフィールムービーのオープニング(冒頭)パートは前撮り写真や最近撮った写真がおすすめ
プロフィールムービーのオープニング(冒頭)パートは、見ているゲストにこれから新郎新婦のことを紹介することを伝え、ゲストに最後までムービーを集中してみていただけるように惹きつける大切なパート。このパートでは前撮り写真や最近撮影した新郎新婦の写真を使うのが正解です。
オープニング(冒頭)パート【写真実例集】
オープニング(冒頭)パートは、プロフィールムービーの始まりを彩る演出部分です。前撮り写真や最近撮った写真の中で、おふたりが一番素敵だと感じる写真を選びましょう。前撮り写真や最近撮った写真がないという方は、近くの公園などでムービー用に写真撮影するのもおすすめです。また、新郎新婦が笑顔の写真だとゲストの祝福する気持ちもより高まります。
オープニング(冒頭)パートにメッセージを配置する場合は、背景用の写真とテキストを配置するのがおすすめです。背景用の写真は、新郎新婦の顔が写っている写真だとテキストが重なりますので、新郎新婦の顔が写っていない写真を選ぶのが正解です。この写真のような繋いでいる手の写真や新郎新婦共通の趣味があるならその趣味の物の写真(例えばテニスのラケット)など、おふたりの仲の良さやおふたりらしさの伝わる写真を選ぶのがおすすめです。
新郎生い立ち・新婦生い立ちパートにおすすめな写真
プロフィールムービーの新郎生い立ち・新婦生い立ちパートは時系列とバランスに注意!
プロフィールムービーの生い立ちパートは、写真選びの注意点でも説明したように、時系列順に並べることと特定の時期ごとの写真枚数に注意しましょう。
新郎生い立ち・新婦生い立ちパート【冒頭の写真実例集】
生い立ち紹介をする前(冒頭)に、新郎新婦の最近撮った写真と名前のテキストを入れると、ゲストも「これから新婦の生い立ち紹介が始まるんだ」と、構成として分かりやすくなります。
新郎生い立ち・新婦生い立ちパート【乳児期の写真実例集】
乳児期(1歳まで)に使用する最初の写真は、生まれた時の写真を使うのが正確です。生まれたての写真が手元にない場合は、この写真のように、なるべく生まれて間もない写真を使うようにしましょう。また、コメントについてはゲストが気になっている「生まれた年」「〇〇家などの実家名」「長女などの何番目に生まれたか」を入れてあげるのがポイントです。
新郎生い立ち・新婦生い立ちパート【幼少期の写真実例集】
幼少期(小学校入学まで)は、家族と一緒に過ごすことが特に多かった時期になるかと思います。小学生以降は友達や習い事などの写真がメインになってくるため、ご両親への感謝の気持ちをコメントにしたいなら幼少期のシーンで伝えるのが正解です。写真はご両親と一緒に写っているものを使いましょう。当時の小さかったおふたりを思い出している幼少期のシーンで感謝の気持ちを伝えるとより感動的なムービーに仕上がります。
相手方のゲストにとって新郎新婦の家族構成は気になるポイントのひとつ。ご兄弟がいる方は必ず1枚は一緒に撮った写真を使いましょう。かしこまった写真ではなく、一緒に遊んでいる写真や仲の良さが伝わる写真がおすすめです。おふたりにとってご兄弟がどのような存在だったのかをコメントにできると更にGOOD!
おばあちゃんやおじいちゃんとの写真を紹介するのもおすすめです。「おばあちゃんやおじいちゃんが既に亡くなっている場合は他のゲストのことを考えて使わない方が良いですか?」とお客さまから問い合わせをいただくこともありますが、天国にいるおばあちゃんやおじいちゃんも喜んでくれるはずなので、故人であってもおふたりが紹介したい写真なのであれば使ってあげた方が良いです!ただしそういった場合はネガティブなコメントにならないようにだけ気をつけてください。「大好きなおばあちゃん!これからも見守っててね!」などのポジティブなコメントにしましょう。
幼少期は個性が芽生え始めてくる時期でもあります。どんな子どもだったかがわかる写真もおすすめです。どんな子どもだったかの描写があるとゲストもおふたりの幼少期に親近感を感じるため、この後の生い立ち紹介で、おふたりの成長をより感じてもらえます。
クスッと笑えるエピソードの写真もおすすめです。子どもらしい面白い行動を収めた写真があればぜひ使ってみましょう。アクセントとしてクスッと笑えるポイントを用意することで、ゲストに楽しんでもらえて記憶に残るプロフィールムービーに仕上がります。ただし、クスッと笑えるエピソードは多くても生い立ちパートで2箇所までにしてくださいね。
幼少期のシーンでは、幼稚園時代の写真もおすすめです。幼稚園時代の写真は両親と写っている写真だと幼稚園らしさが欠けてしまうので、友だちや先生と写っている写真やイベント(お遊戯会など)や行事(遠足など)の写真が特におすすめです。幼稚園時代の写真を使うことでゲストとして参加している親族も、幼稚園の制服やスモッグを着ている新郎新婦を見て、おふたりの幼少期を思い出し成長をより感じて感動してくれます。
家族との思い出の写真もおすすめです。幼少期の家族との過ごし方を伝えることで家族以外のゲストの皆さまにも、新郎新婦の成長をより親近感を持って見てもらえます。ご自身だけではなく家族と一緒に写っていて、家族との仲の良さが伝わる写真を選ぶのがポイントです。
新郎生い立ち・新婦生い立ちパート【小学生の写真実例集】
小学校生は家族以外との関わりが一気に増える時期でもあります。中には小学生からの付き合いで今も仲の良い友だち(幼馴染)がいる新郎新婦さまもいらっしゃいます。紹介されたゲストも喜びますし、ゲストも新郎新婦がどんな友だちと付き合ってきたかは気になる部分なので、友だちと一緒に写っている写真がおすすめです。特に幼馴染のような小学生からの付き合いで今も仲の良いゲストがいる場合は、積極的にその写真を選ぶようにしましょう。
習いごとや部活動の写真もおすすめです。小学生から習いごとや部活動を始めた方はメンバーと一緒に撮った写真や習いごとや部活をしている写真(例えばピアノを弾いている写真など)を使うことで、小学生の頃の新郎新婦のイメージをゲストが想像しやすくなります。
好きなことや趣味ができてくるのも小学生の頃が多いです。小学生の頃に好きだったことや趣味などをゲストにアピールしましょう。新郎新婦の相手側のゲストなども好きなことや趣味などが分かれば、ゲストの新郎新婦への親近感もより深くなります。
小学生になると家族との旅行の回数や、幼少期の時に比べてアクティビティを楽しめるようになってくるため、旅行先で撮った写真もおすすめです。家族との旅行先でのエピソードやいろんな場所に連れて行ってくれたことへの感謝の気持ちなどを一緒にコメントするとより素敵に仕上がります。
新郎生い立ち・新婦生い立ちパート【中学生の写真実例集】
中学生あたりから当時仲良かったゲストが結婚式に出席されているケースも多くなってくるはず。中学生の頃に関わりのあったゲストが結婚式に参加している場合は、中学生から関わりのあるゲストと写っている写真を積極的に選ぶようにしましょう。
中学生あたりから部活動で本格的に厳しい練習を乗り越えてきた新郎新婦さまも増えてくるのではないでしょうか。中学生のシーンで紹介する部活動の写真を紹介する場合は、頑張ってきことが伝わる写真や一緒に頑張ってきた仲間と一緒に撮った写真を使うようにしましょう。
新郎生い立ち・新婦生い立ちパート【高校生の写真実例集】
高校生の頃に部活動をしていた方は部活動のメンバーとの関わりが非常に強かったかと思います。結婚式に部活動のメンバーを招待される方も多いのではないでしょうか。部活のメンバーと撮影した「友情が伝わる写真」は特におすすめです。一緒に写っているゲストが嬉しいのはもちろんのこと、感動するプロフィールムービーに仕上がりやすくなります。
部活の写真を使わない新郎新婦さまは、友だちと一緒に撮ったの写真がおすすめです。友だちと一緒に撮った写真の選ぶ基準として、楽しそうな雰囲気の写真を選ぶのがポイントになります。見ているゲストに青春の思い出が伝わるような写真選びを心かけましょう。
高校生の頃の過ごし方がわかる写真もおすすめです。趣味や好きなことを、友だちと楽しんでいる写真だとなおGOODです。相手方の新郎新婦のゲストにも自分がどんなことに興味があったのかをアピールしちゃいましょう。
卒業式や体育祭などの高校生特有のイベントの写真もおすすめです。イベントの写真を使う場合は、そのイベントでの思い出やエピソードも一緒にコメントするようにしましょう。
新郎生い立ち・新婦生い立ちパート【大学生(専門学生)の写真実例集】
大学生(専門学生)が人生で一番楽しかったという新郎新婦さまも多いはず。その楽しさが伝わるような、友だちや仲間と笑顔で写っている写真がおすすめです。なるべく飲み会のような日常の写真を選ぶよりも、旅行先での写真のような非日常的な写真を選ぶとより素敵な大学生シーンに仕上がります。
大学生(専門学生)での努力が伝わる写真もおすすめです。友だちや仲間と一緒に頑張ってきたことが伝わる写真だとさらにおすすめです。新郎新婦さまの努力が見ているゲストに伝わることで好感度も高まります。
大学生からバイトを始めた方も多いかと思います。バイトのメンバーも結婚式に参加しているのであれば、バイト先での写真もおすすめです。
卒業式などの大学生でのイベントの写真もおすすめです。卒業式の写真を使う場合は大学生活の感想も一緒にコメントにしてあげると、新郎新婦がどのような大学生活を過ごしてきたか見ているゲストが想像しやすくなります。
大学生活の締めくくる卒業旅行の写真もおすすめです。卒業旅行の写真を使うことで大学生シーンから社会人シーンへの切り替わりがわかりやすくなり、見やすいプロフィールムービーに仕上がります。
新郎生い立ち・新婦生い立ちパート【社会人の写真実例集】
社会人のシーンでは職場のゲストがいる場合は、職場の同僚との写真を使うのがおすすめです。結婚式に出席しているゲストも新郎新婦が職場でうまくやれているかは非常に気になるポイントのため、職場の同僚と撮った写真を使うことで、新郎新婦の成長を感じ安心しやすくなります。
趣味や好きなことが伝わる写真もおすすめです。趣味や好きなことは会話をする上でも盛り上がりやすいテーマのため、ゲストに知ってもらうことで後々の会話も盛り上がりやすくなり、相手方の新郎新婦にも今の新郎新婦の趣味や好きなことが伝わることで、結婚式をきっかけに興味を持ってもらえます。
今も関わりのある友だちが結婚式に参加している場合は、友だちと一緒に撮った写真もおすすめです。社会人のシーンで友だちの写真を使う場合は、その友だちに向けたメッセージをコメントにすると、より想いの届くプロフィールムービーに仕上がります。
ふたりのストーリーパートにおすすめな写真
プロフィールムービーのふたりのストーリーパートは馴れ初めや記念の写真を中心に
プロフィールムービーのふたりのストーリーパートは、ゲストが一番興味のある(注目している)パートです。見ているゲストに新郎新婦のことをもっと知っていただけるよう、出会ったきっかけやどんなデートをしていたかなどが伝わる馴れ初め写真や、プロポーズや入籍した日などに撮った記念日の写真を入れるのが正解です。
ふたりのストーリーパート【写真実例集】
ふたりのストーリーパートでは、出会った頃(馴れ初め)の写真から流すのがおすすめです。出会った頃(馴れ初め)の写真には、出会った経緯や場所などを一緒にコメントにするようにしましょう。また、出会った頃の新郎新婦別の写真と一緒にお互いの第一印象をコメントにするとゲストが見ていて楽しいプロフィールムービーに仕上がります。
ふたりのデート中の写真もおすすめです。見ているゲストも新郎新婦がどのようなデートをしているか気になる部分。デート中の写真を選ぶ場合は、日常を感じることのできる仲の良さが伝わる写真を選ぶようにしましょう。見ているゲストも温かな気持ちになり、より新郎新婦を祝福する気持ちが高まります。
旅行先で撮った写真もおすすめです。ふたりのデートの写真が続いてしまうとふたりのストーリーパートが単調になってしまうため、デートの写真が2枚以上続く場合は、旅行先で撮った写真をアクセントとして使いましょう。
新郎新婦共通の趣味や好きなことがある場合は、趣味や好きなことが伝わる写真を使いましょう。先のパートでも説明した通り、ゲストと会話が盛り上がりやすくなるのはもちろんのこと、おふたりの共通の趣味や好きなことがわかると「〇〇が好きな夫婦」と、ゲストの心におふたりのイメージが残りやすくなります。
プロポーズのエピソードはふたりのストーリーパートで最も盛り上がる部分です。プロポーズした日に撮った写真がある場合は絶対に使いましょう!写真がない場合は指輪の写真などで代用してください。プロポーズそのものがない場合は、「この頃に結婚することを意識しました」などのコメントと一緒に当時の写真を使うのがおすすめです。
入籍した日に撮影した写真もおすすめです。入籍した日に撮影した写真は指輪や婚姻届などのアイテムも写っているとさらにGOOD!婚姻届が写っている場合は、プライバシーに関わる情報も記入されているのでモザイクをかけることを忘れないようにしましょう。
両家の顔合わせの写真もおすすめです。昨今は両家顔合わせも難しい世の中となっておりますので、両家顔合わせをしていない場合は、相手方のご両親に挨拶に行ったことがわかる写真やご両親と一緒に撮影した写真などを代替えで使いましょう。
これからの意気込みやゲストへのメッセージを最後にコメントにする場合は、最近撮ったふたりの仲の良さが伝わる写真もおすすめです。笑顔で写っている幸せそうな写真を選ぶのがポイントです。
エンディング(締め)パートにおすすめな写真
プロフィールムービーのエンディング(締め)パートは前撮り写真や最近撮った写真がおすすめ
プロフィールムービーのエンディング(締め)パートは、見ているゲストにプロフィールムービーの終了を伝えて、ゲストが新郎新婦の生い立ちや馴れ初めの感動に浸れる大切なパート。このパートでは前撮り写真や最近撮影した新郎新婦の写真を使うのが正解です。
エンディング(締め)パート【写真実例集】
エンディング(締め)パートは、プロフィールムービーを締めくくる一番印象に残りやすいパートです。オープニング(冒頭)パートと同じく、前撮り写真や最近撮った写真の中で、おふたりが一番素敵だと思う写真を選ぶようにしましょう!
まとめ
まとめると以下が大切なポイントになります。
プロフィールムービーの写真の選び方まとめ
① 自作のムービーは35枚が基本
② 写真の表示時間は8秒
③ 写真を多くしたい場合は業者に依頼
④ 写真が少ない場合は大人の写真を多めに使う
⑤ 写真は時系列順になるように選ぶ
⑥ 写真は成長次期ごとにバランスよく選ぶ
⑦ コラージュ写真は基本的にはNG
⑧ 写真のサイズはスマホならOK!ガラケーはNG!
⑨ 写真の比率は縦長ではなく横長を使おう
⑩ 現物写真のデータ化は「フォトスキャン」がおすすめ
参考になるサンプルムービーはこちら
①115万キロのフィルムのプロフィールムービー
②純白の花嫁のプロフィールムービー
みんなに楽しんでもらえるムービーにしよう
写真選びはプロフィールムービー作りの中で一番時間がかかりますので、この記事を参考にしていただき少しでも結婚式準備の時短につながれば嬉しいです。もしこの記事を参考にしても使うのに迷う写真が出てきたらその写真を使うことで「みんな楽しんでくれるか」を判断基準にしてみてください。「この写真を選んだら〇〇さんはどんな顔するかな?」とか「この写真を選んだら〇〇時代の友達喜ぶだろうな」といったようにゲストの顔を思い浮かべながら写真選びをすると、より心を惹きつけるプロフィールムービーに仕上がりますよ。
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